
手のひらが湿る
スマホの着信音が怖くなる
わかる。わたしも同じだった。
まずは深呼吸して
状況を静かに整えたい
保証人と連帯保証人のちがい
保証人は
借りた本人が払えないときにだけ責任が来る
連帯保証人は
最初から本人と同じ重さの責任を負う
借金返済を一括で請求されることもある
契約書に小さく書かれている一文で
立場が変わることがある
ここが最初の落とし穴だと思う
連帯保証人は自分が借金をするのと同じ責任を負う
どんなリスクがあるか
延滞すると
請求や督促があなたにも届く
信用情報に記録が残る可能性がある
差押えに発展することもある
事業用の債務では
公証役場で「保証意思を確認する書面」が
必要になる場面がある
この手続きがないと
無効になり得る契約もある
いまからできる確認
契約書を手に入れる
写メでもいい
・総額
・金利
・返済期間
・保証の種類(通常か連帯か)
・保証の範囲や「極度額」
・期限の利益喪失の条件
線を引いて把握しておきたい
借入先へ連絡し
状況を共有する
返済計画の再構成や分割の相談は
保証人からでもできることがある
「頼まれた段階」に戻れるなら

断る理由は短くていい
家計の事情
信用情報を守りたいこと
法的な重さを知ったこと
どうしても受けるなら
期間と上限(極度額)を明記させる
事業用なら公証役場での手続き必須かを確認する
ここに線を引くだけで
将来の負担が変わるかもしれない
すでに請求が来ているなら
まず現状把握の一枚を作る
・残高
・滞納月数
・利息と遅延損害金
・支払い提案(いくら・いつ)
これを持って電話を一本入れる
本人側の債務整理(任意整理や再生など)で
保証人の負担が軽くなるケースもある
専門家に同席してもらうと
交渉が進みやすいことが多い
伝え方のコツ
感情の前に事実を置く
「総額はいくら」
「書類はこれ」
「わたしの希望はこの二つだけ」
短く
静かに
繰り返す
小さなお願い
きょうは一つだけ
契約書のコピーを手元に集めてほしい
それができたら
相談先(弁護士・司法書士・公的窓口)の予約を
一件だけ取ってほしい
ここから道が開くはずだと思う
わたしはあなたに
生きのびるための選択肢を増やして欲しい。